戦雲
NEVER SO FEW



監督:ジョン・スタージェス
出演:ジーナ・ロロブリジーダ
    スティーヴ・マックィーン
(1959年アメリカ映画・124分)

■シナトラの役■
トム・レイノルズ

シナトラ度★★★★

■「荒野の七人」「大脱走」のジョン・スタージェスが撮ったというわりにあまり語られる機会のない映画ですけど、私にとっては宝石のような作品でした。だってシナトラが出てるのはもちろん、若きスティーヴ・マックィーンがシナトラの運転手役(後に部下として活躍)で出てるんですよ!それにシナトラと恋に落ちる美女がジーナ・ロロブリジーダでしょ。ああなんてなんてキラキラした映画なんでしょう!!それにこの時代のシナトラ(「戦雲」から「影なき狙撃者」あたりまで)って、いちばん男っぽいんじゃないですかね??なんというか渋い大人の男の色気のようなものが感じられる時期ではないかと思います。

■舞台は第二次大戦中のビルマの山奥。日本軍の攻撃に備えてカチン族という原住民を指導するアメリカ軍大尉・・・というのがシナトラです。この大尉、いい意味でのアウトロー。カチン族を誰よりも理解して彼らから絶大な信頼を寄せられてるんです。で、ものすごく正義感が強い。いえいえ軍規に厳しいってんじゃなくて、むしろその逆。軍法会議にかけられようが何だろうが政府のズルいやり方には断固として抵抗するんです。うーん。硬派ですなあ。しかし女にはヨワイと(←お約束)。それからマックィーンとの掛け合いが案外いけるんですね。シナトラ大尉はわんぱく小僧のマックィーンがかわいくってしょうがないって感じ。マックィーンも自分を認めてくれるシナトラ親分のためなら何でもやるぜ!って意気込みがあっていいんですよ。このコンビ、とっても意外じゃありませんか?

■世界が戦争中だろうと場所がビルマだろうと、シナトラにかかればラブシーンは完璧です。もうね、ジーナ・ロロブリジーダをうっとり眺める姿といったら、あの歳で恋する瞳ですよ!見ているこっちまでうっとり(アホ)。それに彼女をぎゅーっと抱きしめながら顔にキスの雨を降らすんですけど、それがまあムードたっぷりなんですね〜。ほんとシナトラって声も瞳も仕草も女の前だとぜーんぶ甘〜い人なんですね〜。ジョン・スタージェス映画でこんなにスウィートなキスシーンを見せてもらえるなんて思いもしませんでしたが(爆)。


■戦雲(VHS)東芝EMI ※廃盤




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