抱擁
THE JOKER IS WILD



監督:チャールズ・ヴィダー
出演:ミッツィ・ゲイナー
    ジーン・クレイン
(1957年アメリカ映画・126分)

■シナトラの役■
ジョー・E・ルイス

シナトラ度★★★★★

■はじめてこの映画を知ったのは2000年のアカデミー賞だったと思うので、つい最近のことです。アカデミー主題歌の特集があってシナトラの歌う「ALL THE WAY」がラストシーンといっしょに流れました。そのときの会場の観客の歓声といったら!もう鳥肌たちましたね私は。なんとも淋しげなメロディと雨に濡れた歩道を歩くシナトラの背中が忘れられませんでした。でもですね、この作品ってアメリカでも日本でもビデオ出てないようでがっかり。しかししかししか〜し!ななんとWOWOWが放送してくれましたよ!ううううれしいっっ。

■で、喜び勇んで小躍りしながら見た「抱擁」・・・うーーん。なーんてすばらしい!涙、涙、涙ですよ〜。シナトラが演じるのはジョー・E・ルイスという実在したコメディアン(有名らしいぞ)なんですが、このジョーの人生ってシナトラそのまんまじゃん!?ってほどよーく似ているのです。鼻っぱしらの強いクラブ歌手なんだけど、マフィアにさからって声帯切られて失脚(ああ!号泣!)。なんとか復活してピエロの仕事をしながらコメディアンとして認められてゆきます。声を失った歌手という役柄をシナトラが実に切な〜く哀愁たっぷりに演じているんですよ。酒とギャンブルにおぼれて女や相棒に逃げられたりして投げやりな生き様も実にはまってます。ほんと、こういう役はシナトラ以外には考えられないなーってくらい。

■それからシナトラの歌がいちばん聴ける映画でもあると思うんですがどうでしょう?(数えてませんすみません)ちょっとサントラとか作品自体の情報が少なすぎて、作中で使われている曲がジョー・E・ルイスという歌手のものなのか、この映画のオリジナルなのか、わからないのが残念です。せめて曲名だけでも自分で調べてみようかな〜。調べたらアップします(いつのことやら・・・)。最初に書きましたが、この主題歌"ALL THE WAY"はアカデミー主題歌賞を受賞した名曲中の名曲。シナトラのオリジナルアルバムはもちろんベスト盤などにもよく収録されています。そういうことを抜きにしても私は大好きな曲です。


■劇場公開・WOWOW放映のみ ※ソフト未発売




[スター!スター!スター!TOPシナトラTOP]