黄金の腕
THE MAN WITH THE GOLDEN ARM



監督:オットー・プレミンジャー
出演:エリノア・パーカー
    キム・ノヴァク
(1955年アメリカ映画・115分)

■シナトラの役■
フランキー

シナトラ度★★★★☆

■このシナトラ、とんでもなくだらしない男なんですよ。ジャンキーだし意志は弱いし女にはだらしないし、できるならかかわりあいたくなーいってタイプなんですが・・・こんな男にも長所はあるわけで、ポーカー賭博の名人なんですね。カードを配るディーラーとしてのテクがすごくて、これが「黄金の腕」と呼ばれる所以。しかもドラムまで上手なんですね。ヤクにおぼれてドラマーとしての職にはなかなかつけないってのが見ていて何とも歯がゆい感じです。

■シナトラ演じるフランキーは、自分のせいで足が不自由になってしまった妻に責任を感じて、自分を追い込んで、ついついヤクに走っちゃうんですが、「これじゃいかん!」と何とか誘惑を振り切ってマトモになろうとするわけです。で、なじみのキム・ノヴァクの部屋に閉じこもってヤク中からの脱出を図ります。もうね、このヤクの禁断症状で苦しむシナトラが痛々しくて痛々しくて。キム・ノヴァクじゃなくっても思わず手をさしのべたくなってしまいます。幻覚に悩まされて部屋中ひっかきまわして大暴れしたかと思えば、次の瞬間には子どものようにガタガタ震えて「寒いよ寒いよ」ですからね。キム・ノヴァクが毛布かけて抱きしめてしまう気持ちもわかりますっっ(力説)。

■それからこの映画の中でみょ〜にキム・ノヴァクとムードたっぷりじゃん?と思ったら、この2人って付き合っていたんですね〜。この後「夜の豹」でも共演してますが、「夜の豹」公開時にはもうローレン・バコールがお相手だったらしい・・・すごいなー。さすが美女殺し・・・。ノヴァクとのシーンで私が好きなのは、シナトラが彼女の涙をふいてあげるシーン。両手の小指で交互にそっとふいてあげるんですよ〜。黄金の腕の持ち主ですからね、小指の先までかっこいいわけです(我ながらアホだな・・・)。


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