ルートヴィヒ 神々の黄昏
LUDWIG

(1972伊・西独・仏/監督:ルキノ・ヴィスコンティ/出演:ヘルムート・バーガー、ロミー・シュナイダー)

ヘルムート・バーガーとロミー・シュナイダー、この姉弟のように恋人のように仲のよい二人が共演しているというだけで、なんと画面が華やかになることか。まったくこれほど純粋でゴージャスで美しい二人もないだろう。冒頭の、ちょっと腰に手をあてたバーガーの後ろ姿にはぞくぞくさせられた。何か神懸かり的な美しさがこの人にはあるような気がしたものだ。それからルートヴィヒの城に到着したロミー・シュナイダーの立ち姿にも惚れ惚れ。王というにはあまりに繊細なルートヴィヒが正気を失うにしたがって高鳴るピアノの音色が忘れられない。


W>ルートヴィヒ〜神々の黄昏 完全復元版[2枚組]


ルナ
LUNA

(1979伊・米/監督:ベルナルド・ベルトルッチ/出演:ジル・クレイバーグ、マシュー・バリー)

母親の息子への溺愛が皮肉たっぷりに描かれている。逆に、息子の母への屈折した愛情表現には共感できる。母親をすっかりその気にさせて、いざベッドというところで、嫌悪感をむき出しに"汚いな"と突き放す、この感覚がベルトルッチ。


ルパン三世 カリオストロの城
(1979東京ムービー新社/監督:宮崎駿/声の出演:山田康雄、島本須美)

淡い色使いが美しい宮崎駿・初監督映画。思わずカメラワークと言いたくなる見事なレイアウトと、指の先まで神経の行き届いた絵の動き。特に冒頭のカーチェイス・シーンは、アニメを越えた技ともアニメならではの表現とも言える素晴らしさ。実写でもアニメでもこれだけの完成度をもった邦画にはなかなかお目にかかれない。


劇場版 ルパン三世/カリオストロの城




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