ローズ家の戦争
THE WAR OF THE ROSES

(1989米/監督:ダニー・デヴィート/出演:マイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナー)

たかが家されど家、自分好みに仕立てあげた愛しのマイホームをめぐって、何年間にも及ぶ夫婦の文字通り血みどろの争いを描いたコメディ。弁護士のダニ・デヴィートが回想する友人夫婦の物語は、アクション映画ばりに、とにかく激しい(笑)。若きマイケル・ダグラスは、ひ弱なインテリ弁護士が妙にはまっているし、貫禄のキャスリーン・ターナーは元体操選手という設定で、やたら運動神経がいいのに加え色気むんむん。彼女が側転で階段を降りていくシーンなんて大笑いしてしまった(しかもスローモーションだ!)。離婚してもいいことないぞ、というシニカルな映画。
【原作】
ローズ家の戦争』 ウォレン・アドラー(角川文庫)

ローズ家の戦争


RONIN
RONIN

(1998米/監督:ジョン・フランケンハイマー/出演:ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ)

かっこいい車のエンジン音だけを録りたかったんじゃないか?と思うほど、地味なカーアクションにしびれてしまった(アホ)。あの延々と続く重低音を劇場で体験できた私は幸せだ(笑)。RONINという流れ者の美学は、日本人の私たちから見れば確かに滑稽ではある。物語の核となるケースの中身もいまいちわからない。しかし、それがなんだというのだ!?フランケンハイマーが武士道にどっぷりかぶれて、最高のカーチェイスを撮る!それだけでOKだと私は思う。

RONIN


ローマの休日
ROMAN HOLIDAY

(1953米/監督:ウィリアム・ワイラー/出演:オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック)

どこかの国の王女さまがローマを訪れて、ぎっしり詰まったスケジュールに嫌気がさして逃げ出して、偶然出会った新聞記者と恋に落ちる・・・こーんなことあるわけないじゃん!という見本のような映画なのだが、何度見てもみるみる感情移入しまくってしまうという不思議!くるくる愛らしくまわるオードリーはまさに妖精。そうそうグレゴリー・ペックという俳優もこの作品ではじめて知ったのだった。それにしてもロマンティックコメディから史劇・人間ドラマ・文芸作品、はたまたミュージカルまでこなしてしまうウィリアム・ワイラー監督って何者?


ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューマスター版 スペシャル・コレクターズ・エディシ...


ローヤル・フラッシュ
ROYAL FLASH

(1975英/監督:リチャード・レスター/出演:マルコム・マクダウェル、アラン・ベイツ)

人それぞれに笑いのツボというのがあって、それが結構その人を表していたりするわけですが、まさにこの映画は全編ワタクシのツボ。私はこういう奴です(笑)。何てったって主人公が騎士道精神のカケラも持ち合わせてないような英国人。することなすこと卑怯で姑息でどこか抜けてる。それをシャープなM・マクダウェルが演じるものだから、おかしさ倍増!! 彼が捕らえられるシーンでは、大きな目に本当に涙をいっぱい溜めてプライドもなにもなく「イヤだ〜っ」などと泣き叫んだりします。あと面白いのが出てくる女たちがみんな色情魔(笑)。ベッドでマクダウェルが「疲れたよ」と言っているのに、決まって女は「アンコール!」。隅から隅まで笑えます。




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