■「ノスタルジア」
'83伊/アンドレイ・タルコフスキー
私の人生に、もっとも入り込んでいる作家。もう逢えないんですよね…。それが一番苦しい。「ノスタルジア」のロケ地探訪はいまでも強烈な思い出。タルコフスキー作品は全てリストに載せたかったのですが、敢えてこの作品を筆頭に。ZOIは、この作品に登場する犬の名前です。
■「アンドレイ・リュブリョフ」
'67ソ連/アンドレイ・タルコフスキー
力が無くなってきた時に、この映画を思い出して頑張るぞと思うようにしてる。ひとには創造する力があるのだから。敢えて独立させてリストイン。
■「インディア・ソング」'74「トラック」'77/マルグリット・デュラス
せつなく湿気に満ちた映像美。デュラスを敬愛するものとしては、コレを劇場で見れたことは感激。
■「パフォーマンス」
'70英/ニコラス・ローグ
「地球に落ちてきた男」で鮮烈なイメージを焼きつけたローグのベストフィルム。ジョン・フォックスはしばらく私のヒ−ローだった。ギャング映画だったら、タランティーノよりレベルが上だね。
■「道」
'54伊/フェデリコ・フェリーニ
フェリーニに熱に浮かされた時分がありましたぁ。そう。ジュリエッタ・マシーナ!ただ ただ涙。「82/1」と「甘い生活」では、かなり迷うんだけどね。より純粋なものに勝利させてあげたい。「悪魔の首飾り」は、“世にも不思議な物語”のオニムバスのなかの1本。テレンス・スタンプがスゲェェカッコイイので付け加えたい。
■「愛の嵐」
'73伊・米/リリアナ・カヴァーニ
デカダンスという美学を教えてくれた1作。
■「イノセント」
'76伊/ルキノ・ヴィスコンティ
ヴィスコンティの1本は難しいな。「ヴエニスに死す」もあるけど、実はビヨルン・アンドレセンは好みじゃないのよ。「地獄に落ちた勇者ども」「家族の肖像」とかヘルムート・バーガーの追っ掛けもしてたのに。
■「ストレンジャー・ザン・パラダイス」
'84米・西独/ジム・ジャームッシュ
最初見たときは、むちゃクール!ってすっ飛んだ。次に見た時は、ジョン・ルーリーより、年上になってしまって。むちゃカワイイ。と思ったのよね。
■「アンダルシアの犬」
'29仏/ルイス・ブニュエル
ブリュエルは、先生だった。いまでも。「昼顔」ではカトリーヌ・ドヌ−ブをこんなにも美しく!
■「めまい」
'58米/アルフレッド・ヒッチコック
もちろんヒッチコックさんにはお世話になって。どれもこれも、いいんだけど。キム・ノヴァックの緑のドレスをいまでも鮮明に覚えてる。
■「勝手にしやがれ」
'60仏/JLG
私はJLGが好きなのかナァといつも疑問なんだけど。でもYESなんだよ。ジーン・セバーグヘアーにしたくて失敗したっけ。ANやAV、BBのも入れたかった。やっぱり最初の印象を引きずっているのかも。
■「大人は判ってくれない」
'59仏/フランソワ・トリュフォー
だれが、ジャン・ピエール・レオーの中年を想像できただろう。「突然炎のごとく」では、ジャンヌ・モローを最も愛おしく撮ってくれて感謝。
■「死刑台のエレベーター」
'57仏/ルイ・マル
永遠の大女優:ジャンヌ・モローがとても25歳には見えない。なんて老け顔なのかしら。公衆電話から恋人にかけたときの最初の言葉は、「ジュ・テ−ム」。このひとことがフレンチって最高って思っちゃいました。鬱の時にみるとハマル「鬼火」。それと「地下鉄のザジ」を見るとマルって分裂症なのかと心配になる。
■「美女と野獣」
'46仏/ジャン・コクトー
コクトーの追っ掛けもやっていたな。懐かしい。マントンにあるアトリエ+住居は一般公開してる。「オルフェ」の撮影現場でもある。
■「マンハッタン」
'79米/ウッディ・アレン
ニューヨークをあんなにも美しく撮った作品は後にも先にもこれだけ。
■「ブレードランナー」
'82米/リドリー・スコット
さんざん楽しませてもらいました。あーだこーだ。もう大変だった。
■「ジョナスは2000年に25歳になる」
'76スイス/アラン・タネール
もうすぐこの映画の答えが判るのだろうか?「光年のかなた」'83「白い町で」'83そのほかのフィルムも良く見にいったよ。
■「カスパー・ハウザ−の謎」
'74西独/ヴェルナ−・ヘルツォ−ク
謎だぁ。永遠の謎。こんなに“人間”を描ける映画をみたことがない。「フィッツカラルド」'81クラウス・キンスキーは天才だ!でもカレと一緒にはアマゾンには行けない。
■「パリ、テキサス」
'84西独・仏・英/ヴィム・ヴェンダ−ス
ヴェンダースのロードムーヴィーには、「アメリカの友人」「ベルリン天使の詩」という秀作もある。だが、初めてヴェンダースで泣けた…。
■「イレイザーヘッド」
'77米/デヴィット・リンチ
リンチリンチリンチ!この人の絵はもっと怖い。
■「欲望という名の電車」
'51米/エリア・カザン
ヴィヴィアン・リーも成長する。マーロン・ブランドをカッコイイとなかなか思えなかったけど。人生を二十歳のときに考えてしまった1本。
■「ひまわり」
'70伊/ヴィットリオ・デ・シーカ
My favorite love story。これを悲恋といわないでなんと言おう。
■「情事」
'60伊/ミケランジェロ・アントニオーニ
モニカ・ヴィッティが!アントニオーニの金字塔。何度見ても不条理。「太陽はひとりぼっち」'62は、もっと不条理。男の女のリアリズムだね。
■「胎児が密猟する時」
'66/若松孝二
アブノーマルを認識したのがこの1作。唐十郎脚本、主演の「犯された白衣」もある。ひそかに日本のパゾリーニと思ってる。パゾリーニファン必見。
■「うなぎ」
'97/今村昌平
思ってたよりずーと面白かった。役所広司が、森雅之に匹敵する映画スターになったね。
■「汚れた血」
'86仏/レオス・カラックス
「ポンヌフの恋人」'92と迷うところだけど、ジュリエット・ビノッシュの若さと初々しさに乾杯。
■「爆烈都市」
'82ダイナマイト・プロ/石井聰亙
日本パンクロック全盛期。町田町蔵に逢える!
■「ロビンソンの庭」
'87レイライン/山本政志
山本さんてこころ優しい人なのよね。
■「七人の侍」
'54東宝/黒沢明
はっきり言って巨匠は尊敬してます。後年の作品で評判を落としたようですが、日本映画最高傑作だな。やっぱり「生きる」もね。愛すべき志村喬。もう1度“命短し…♪”聞きたかった。涙。
■「駅馬車」
'39米/ジョン・フォード
黒沢巨匠だけ入れる訳にはいかないから。アメリカはデカい。
■「時計仕掛けのオレンジ」
'71英/スタンリー・キューブリック
キューブリック巨匠も1本ではすまされないのだけど。ココは我慢でフェイバレットに限定。
■「カラヴァッジオ」
'86英/デレク・ジャーマン
好きな人はみんな死んでしまうと思う。合掌。いつか字幕なしで「BLUE」を見て下さい。永遠に近付けるはず。
■「日の名残り」
'93米/ジェームス・アイボリー
「眺めのいい部屋」もイギリスらしい喜劇でいいのだけど。原作:カズオ・イシグロに敬意を表して。「ハワーズ・エンド」は渡英時にとても勉強になった。
■「セブン」
'95米/デヴィッド・フィンチャー
あまりにエグくて映画館のイスにくぎ付けになった経験は、「ブルーベルベット」デヴィット・リンチ以来だった。
■「トレインスポッティング」
'96英/ダニー・ボイル
ストーリーとしては、「シャロウ・グレイブ」のほうがよっぽどいいけど、愉快なほうが好きなので。イギー・ポップ好きだし、サントラCD持ってる。
■「ピクニックatハンギング・ロック」
'75豪/ピーター・ウィア−
いまだ行ったことのないオーストラリアに想いを馳せる。
■「東京物語」
'53松竹/小津安二郎
基本的に笠智衆が好きだからね。
■「浮雲」
'55東宝/成瀬巳喜男
成瀬は多作なのに評価が低い。あそこまでデレデレした映画作れるのも尊敬に値するのに。原作:林芙美子が圧巻。高峰秀子と森雅之の腐れ縁は妙に真実。
■「カリガリ博士」
'20独/ローベルト・ヴィーネ
もう教科書でしょ。なんどもなんども見せていただきました。ドイツ表現表現主義の栄光の時代。「メトロポリス」はその運動の終焉となった。
■「嘆きの天使」
'30米/ジョセフ・フォン・スタンバーグ
マレーネ・デートリッヒさまには、ずいぶん喜ばせてもらった。
■「灰とダイヤモンド」
'58ポーランド/アンジェイ・ワイダ
ポーランド映画黄金時代の一作。ロマン・ポランスキーの「水の中ナイフ」とか、ポーランドの男の子はとってもダンディ。
■「砂の女」
'64勅使河原プロ/勅使河原宏
安部公房の原作。ヌ−ヴェルヴァ−グ・ジャパンの傑作。
■「田園に死す」
'74人力飛行機プロ・ATG/寺山修司
この作品を12歳でみてしまって、運命が変わったのかも。「書を捨てよ街に出よう」での佐々木英明の独白にはただ驚き。なんと素人さんだなんて。
■「ナッシュビル」
'75米/ロバート・アルトマン
アルトマンもすいぶんと見せてもらったけど。アメリカン・カルチャーって、なかなか馴染めないでいる。でも、つい見ちゃうね。
■「ツィゴイネルワイゼン」
'80シネマ・プラセット/鈴木清順
清順監督のおかげでみんな日本映画の将来を諦めなかったんだと思うよ。
■「風と共に去りぬ」
'39米/ヴィクター・フレミング
落ち込んでる時には元気がでる。いつかレット・バトラーがきっと現れてくれると信じる世に不幸な少女を作りだしてしまう罪作りな作品。
■「アラビアのロレンス」
'62英/デヴィッド・リーン
スカーレット・オハラが女の生きざまなら、これが男の生きざま。
■「羊たちの沈黙」
'91米/ジョナサン・デミ
サイコ・サスペンスなら「セブン」を超えてるとおもうけど。アンソニー・ホプキンスに脱帽。
■「略称連続射殺魔」
'69/足立正生
先日、未成年で銃殺人を犯して死刑執行になった永山則夫の事件をベースに制作された作品。足立正生は、60年代全学連のリーダー的存在として有名。背景には政治的アジテーゼのメッセージがあるものの、映像の力が圧倒的。ドラマを排したアート作品として認めることができる。
■「紅夢」
'91香港・中国/チャン・イーモウ
中国4千年の歴史はダテじゃない。中国の百恵ちゃん主役。
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