■「ティファニーで朝食を」
トルーマン・カポーティ(新潮文庫)
小説。ホリー・ゴライトリー、その主人公の名前を聞いただけで私は……。もう何回読みなおしたかわからない。
■「ガープの世界 上・下」(新潮文庫)、「熊を放つ 上・下」(中公文庫)
ジョン・アービング
小説。この人の作品も、何回も読んだなぁ。
■「華氏451度」
レイ・ブラッドベリ(ハヤカワ文庫)
小説。映画とはまた別の趣。本を読むと、レイは人間が大好きなSF作家なんだって
ことがわかる。
■「大地 全4巻」
パール・バック(新潮文庫)
小説。小学生の時、始業のチャイムも聞こえずにむさぼり読んだ。
■「月と6ペンス」
モーム(岩波文庫)
小説。野性に憧れる画家・ゴーガンの物語。本来この話を好きなのは私ではなく、私
の父であった。父も私も都会育ちであるところから、このゴーガンのスタンスには共感できる。が、実際のところゴーガンの行動を身勝手と見るか、男の性と見るかは、男女で違いがわかれるところ。
■「エレンディラ」
G・ガルシア・マルケス(ちくま文庫)
短編小説集。南アメリカって行ったことないんだよー。読む限りにおいては、ドンヨリネットリジットリしたとこだよなー。
■「アルケミスト」
パウロ・コエリーニョ(地湧社)
小説。キーワードは3つ。少年・砂漠・人生。ニューエイジ系の小説のなかでは、グンをぬいて品質が高い(と、思う)。
■「悪女について」
有吉 佐和子(新潮文庫)
小説。通俗と笑わば笑え。オンナのいやらしさを書かせたら、ピカ一。
■「花火」(『晩年の子供』講談社文庫)、「ラビット病」(新潮文庫)
山田 詠美
小説。恋するオンナのドンヨクぶりを描いて10ン年。恋愛とは、エゴとエゴとがぶつかりあうこと。と、誰かが言っていた。そーいう世界、正直言って大好きだ。
■「恋の棺」
田辺 聖子
小説。恋するオンナの情けなさを描いてン10年。私、この人の顔も好き。のほほん茶のCMにはメグ ライアンよりこの人の方がぴったり。
■「朝」
太宰 治(『グッド・バイ』新潮文庫)
短編小説。戯れ男を書かせたら日本一。こんな男にひっかかったらヤバイす。
■「光る道」
檀 一雄(新潮社)
短編小説。これは、声に出して読んでみるとより一層趣深い。元ネタは伊勢物語にあると見た。が、檀の脚色はいいぞ。デカタンで。しかも女の怖さをわかってらっしゃる。
■「風の又三郎」
宮澤 賢治(新潮文庫)
これも音読向き。しかし「ドウードッドッドッ」などと、ひとりで声を出していると、ほとんどキ印。
■「竜馬がいく 全8巻」
司馬 遼太郎(文春文庫)
小説。昭和38年当時、1000万円の取材費をかけ執筆された作品。この作者の熱意は読み手も伝わってくる。だから人々は、歴史上の人物・坂本竜馬にではなく、作者の創造した竜馬に惚れてしまう。
■「堀部安兵衛」
池波 正太郎(新潮文庫)
小説。池波センセにはほかにいくつも代表作があるのだが、私が忠臣蔵好きということで。人を楽しませる術と、食を楽しむ術を知ってらっしゃるお方だ。
■「現代名詩選 上・下」
伊東新吉編(新潮文庫)
編纂詩集。名著である。ただいま絶版中。この本、ズーッと探してるんですが、誰か知りませんか???
■「君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ」
濱田 成夫(角川文庫)
詩集。ところでこのタイトル。これ以上、インパクトあるクドキ文句はあるのだろうか??
■「こんどは言葉の展覧会だ」
イチハラ ヒロコ(三修社)
タイトルにあるように、この本は「言葉の博覧会」。つかれた時、アイデアに詰まった時はパラパラとめくるだけで楽しくなってくる。
■「御馳走帳」
内田 百閨i中公文庫)
随筆。御馳走に目のない私には、たまらないっす。でも、ぞんがい粗食。
■「氷川清話」
勝 海舟(角川文庫)
毒舌あんどベランメェな勝語録。正論を吐いても世間に受け入れられない人っているよね。勝さんてそんな人だったような気がする。友達少なそう。
■「天才伝説 横山やすし」(文芸春秋)、「日本の喜劇人」「世界の喜劇人」(新潮文庫)
小林 信彦
評伝・批評家としての小林信彦の仕事は、上記3冊に集約されている(と、思う)。
■「夢の砦 上・下」
小林 信彦(新潮文庫)
小説家としての小林 信彦の仕事は、これ。東京オリンピック直前の東京を精密に再現している。熱かったぜぃ。あの頃の東京は(知らんけど)。
■「私の東京」
安藤 鶴雄(求龍堂)
随筆。アンツルは、ひと昔前の評論家として名をはせた人。ウルサ型のウンチク親爺だが、本物の大人でもある。
■「(東海林さだおの)丸かじりシリーズ」
東海林 さだお(文春文庫)
食べ物エッセイ。アイ ラブ さだお。アンツルなんかと比べ、腰の低さがその魅力。大きくなったら、こんなオジサンになりたい。
■「滑稽の研究」
田河 水泡(講談社)
「のらくろ」の生みの親・田河先生が<笑い>を真面目に分析した本。ベルクソンら哲学者による笑いの定義を披露しつつ、独自の視点と平易な語り口で<笑い>を掘り下げていく。名著なのに……絶版。
■「デイヴ・バリーの40になったら」
デイヴ・バリー(集英社)
イッツ、アメリカーン。な、デイブ バリーのおバカコラム。同じコラムニストでもピューリッツアー賞とは無縁のスタンスが私を喜ばせる。
■「君について行こう」
向井 真樹夫(講談社文庫)
宇宙飛行士・向井千秋さんのご主人・真樹夫さんのエッセイ。世界一有名な妻をもった夫の苦悩と喜びと愛の物語。真樹夫さん、あなたは私の理想の男です。
■「明治百話」
篠田 耕三(岩波文庫)
聞き書き。幕末から明治にかけて生きた人々の声をまとめた本。妙にリアルでむちゃノンキ。
■「園芸家12ヶ月」
カレル・チャペック(中公文庫)
随筆。園芸家ならずとも、園芸の魅力にとりつかれてしまう。作者の手によるイラストもほのぼのテイスト。
■「たまらなく日本人」
青木富美子(文芸春秋)
随筆。ピート・ハミルの奥さんでジャーナリストでもある青木氏による日本人論。どんな難しい評論よりも、私にはしっくりくるのであった。
■「誕生を記憶する子どもたち」
デビット・チェンバレン(春秋社)
心理学。これを読んで妊婦マニアになった。
■「笑う出産」
まつい なつき(情報センター出版局)
エッセイ。これを読んで妊婦マニアに加速がついた。
■「妊娠小説」
斉藤 美奈子(ちくま文庫)
古今東西の名作(と呼ばれている作品)をバッサバッサと切りまくる辛口書評家・斉藤氏による、妊娠を描いた小説に的を絞った評論集。いろんな意味で面白すぎる。
■「ファミリーピクチャーズ(family pictures)」
ニコラス・ニクソン
写真集。写真家によるその家族の写真集。赤ん坊のヨダレとか、抜糸前の傷あととか、被写体との距離がだんぜん近い。家族だからこそ撮れる写真ばかりだ。
■「モモ」「自由の牢獄」
ミヒャエル・エンデ(岩波書店)
児童書。うーむ。深い。そしてやさしい。
■「チョコレート工場の秘密」
ロアルド・ダール(評論社)
児童書。このタイトルにひかれたあなた。あなたは、すでにダールのとりこ。工場には、ほんとにすごい秘密があったのだ。
■「メアリーポピンズ シリーズ」
パメラ・リンドン・トラヴァース
児童書。メアリー・ポビンズみたいな大人に憧れた。いつもツンと取り澄まし、決して子どもには媚びず、でも、難しいことを何なくやってのけてしまえる大人に。
■「梅ノ木村のおならじいさん」
松岡 享子
児童書。この人はオナラとかゲップとか、その手のシモネタを繰り出しながら、モノスゴク上品に温もりある物語を作る。そのアンビバレンスな手腕に脱帽。
■「せいめいのれきし」
バートン(岩波書店)
絵本。私の理系の知識は、すべてこの1冊に教えてもらった。
■「カトゥーンズ」
岡崎 京子(角川書店)
マンガ。連作短編集。オンナのコの気持ちは、この1冊にすべて詰まっている(と、思う)。
■「バナナブレッドのプティング」「草冠の姫」
大島 弓子(朝日ソノラマ)
マンガ。岡崎 京子とは違う意味で、オンナのコの気持ちをギュッとつかむ。乙女っていうのか。むははは。
■「火の鳥 全11(?)巻」
手塚 治虫(朝日ソノラマ)
マンガ。ストーリー、タッチ、すべてにおいて堂々としている。豪腕である。
■「陽だまりの樹」
横内 謙介(星雲社)
戯曲。手塚治虫の原作も素晴らしい。が、横内氏の脚色も素晴らしい。そして段田さんの演技もこれまた素晴らしい。原作、脚本、役者が揃った、三位一体攻撃による素晴らしさ。
■「人間ぎらい」
モリエール(新潮文庫)
戯曲。もはや古典ではあるが、シェークスピアほど錆びてはいない。
■「花伝書」
世阿弥
指南書。まあ。教科書ですね。いろんな意味で。
■「アマノウズメ伝」
鶴見 俊輔(平凡社)
評論。古事記神話に出てくるアマノウズメ、天の岩戸の前でストリップやった人(というか神様)です。このウズメっていう女(というか神様)、常々気にはなっていたのである。で。これを読んで、確信したのだ。やっぱ女と生まれたからには、ウズメにならなきゃ。ね(別にストリップするという意味ではなく)。
■「ユダヤ古代誌 T」
歴史書。西洋の文化を理解するにはキリスト教を知ることから始まる。というわけで、旧約聖書の世界がわかる虎の巻。その前に日本人として仏教(あるいは儒教)のこと勉強しろよ。と、ツッコミをいれたくなるが、仏教系のこの手の虎の巻は、いまだ見つからず。
■「映画が夢を語れたとき」
田波 靖男(広美出版事業部)
知り合いの本その1。無責任男シリーズ、若大将シリーズを手がけた脚本家・田波氏
による日本映画黄金期の回顧録。氏は某ホテルニューオータニのプールにプカプカ浮かびながら、次作のアイデアを練ったそうだ。なんという贅沢。きっと、現代の日本映画を取り巻く環境なんか知りたくなかったに違いない。
■「ルソーの絵本」
結城 昌子(小学館)
知り合いの本その2。アートディレクター結城 昌子さんは、子ども向けの美術本を数多く手がけている。その作品もさることながら、この人自身が私は好き。惚れてます(オンナだけど)。その人間性は、彼女が生み出した本にも、もちろんきっちり現れてます。
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