ケーする15冊



■「神がつくった究極の素粒子」 レオン・レーダーマン著(草思社)
  文学者も真っ青の皮肉たっぷりの語り口に脱帽。科学の歴史を網羅的に解説しつつ現代の
   量子力学にまで僕達を連れて行く。原文もうまいんだろうし、翻訳もすらすら読める。世界観が
   変わった。僕にとってのエポックメイキング本(宗教本じゃないよ、念のため。)


■「穴掘り公爵」 ミック・ジャクソン著(新潮クレストブックス)
  なんじゃこりゃ。奇妙な一人称の語り口に引きずり込まれ、気がつくと19世紀の奇妙な公爵の
   頭の中を追体験させられてる。絶品。


■「巡礼者たち」 エリザベス・ギルバート著(新潮クレストブックス)
  先が読めずワクワクしながら読んで、さほどのハッピーエンドでもないのにやけに爽やかな
   読後感が残る上品な短編集。裏表紙の推薦文も伊達じゃない。


■「もし川がウィスキーなら」 T・コラゲッサン・ボイル(新潮社)
  ニヒルな短編が様々な語り口で書かれてる。表紙のカッコ良さとオビの絶賛文でオモシロさ
   3割増か?


■「ジュラシック・パーク」 マイケル・クライトン著(早川文庫)
  とにかくビビった。科学と文学の融合。スピルバーグ監督もよくやったが、
   映画の10倍面白い。


■「ホットゾーン」 リチャード・プレストン著(飛鳥新社)
  実話だってさ。怖いい〜。これといい「コブラの眼」といい著者の問題提起には共感できる。
   ストーリーの作り方もうまいし。


■「旅の終わりの音楽」 エリック・フォスネス・ハンセン著(新潮クレストブックス)
  タイトルと装丁にやられました。といいつつ内容もオーソドックスな意味で読み応え十分。

■「辛口JAZZ名盤1001」 寺島靖国著(講談社+α文庫)
  好みが似てるのでレコード選びにかなり役立ってます。音楽を文章にするのも簡潔で良い
   です。音質を気にするリスナーは大喜びの録音評価付き。


■「山月記」 中島敦著(集英社文庫・・)
  漢文調の文体にしびれる。ストーリーに泣く。虎ってのがPOP。

■「蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ」 芥川龍之介著(岩波文庫)
  ストーリーが面白い優しくてニヒル。さすが。

■「大日本天狗党絵詞」 黒田硫黄著(講談社)
  マンガです。暗いが爽やか。絵も映画的でお見事な表現者。
   短編集「黒大王」もあわせてどうぞ。


■「中二階」 ニコルソン・ベイカー著(白水社)
  昼休みに外に買い物に出かけた帰り道のサラリーマンの頭に浮かんだ事柄を詳細に
   文章化。柴田元幸著「生半可な学者」で紹介されていて、購入。


■「美女365日」 甲斐扶佐義写真集(東方出版)
  おしゃれなオヤジが道楽で撮ったという感じの写真集。その日が誕生日という(タイトルとは
   違って老若にわたり、容姿的にはホントに普通の)女性達の気楽なスナップが365日分。
   日本酒を飲みながら眺める。


■「フェルマーの最終定理」 サイモン・シン著(新潮社)
  フェルマー関係数あれど最高傑作の呼び声高し。ピタゴラスからの数学史を分かりやすく
   解説しつつ様々な数学者群像がドラマチックに展開する。
   頭が良くなった気分を十分満喫できる。表紙が美しすぎる。


■「感染るんです。」 吉田戦車著
  いまだにおかしい。不条理ギャグの金字塔。







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