■「神がつくった究極の素粒子」
レオン・レーダーマン著(草思社)
文学者も真っ青の皮肉たっぷりの語り口に脱帽。科学の歴史を網羅的に解説しつつ現代の
量子力学にまで僕達を連れて行く。原文もうまいんだろうし、翻訳もすらすら読める。世界観が
変わった。僕にとってのエポックメイキング本(宗教本じゃないよ、念のため。)
■「穴掘り公爵」
ミック・ジャクソン著(新潮クレストブックス)
なんじゃこりゃ。奇妙な一人称の語り口に引きずり込まれ、気がつくと19世紀の奇妙な公爵の
頭の中を追体験させられてる。絶品。
■「巡礼者たち」
エリザベス・ギルバート著(新潮クレストブックス)
先が読めずワクワクしながら読んで、さほどのハッピーエンドでもないのにやけに爽やかな
読後感が残る上品な短編集。裏表紙の推薦文も伊達じゃない。
■「もし川がウィスキーなら」
T・コラゲッサン・ボイル(新潮社)
ニヒルな短編が様々な語り口で書かれてる。表紙のカッコ良さとオビの絶賛文でオモシロさ
3割増か?
■「ジュラシック・パーク」
マイケル・クライトン著(早川文庫)
とにかくビビった。科学と文学の融合。スピルバーグ監督もよくやったが、
映画の10倍面白い。
■「ホットゾーン」
リチャード・プレストン著(飛鳥新社)
実話だってさ。怖いい〜。これといい「コブラの眼」といい著者の問題提起には共感できる。
ストーリーの作り方もうまいし。
■「旅の終わりの音楽」
エリック・フォスネス・ハンセン著(新潮クレストブックス)
タイトルと装丁にやられました。といいつつ内容もオーソドックスな意味で読み応え十分。
■「辛口JAZZ名盤1001」
寺島靖国著(講談社+α文庫)
好みが似てるのでレコード選びにかなり役立ってます。音楽を文章にするのも簡潔で良い
です。音質を気にするリスナーは大喜びの録音評価付き。
■「山月記」
中島敦著(集英社文庫・・)
漢文調の文体にしびれる。ストーリーに泣く。虎ってのがPOP。
■「蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ」
芥川龍之介著(岩波文庫)
ストーリーが面白い優しくてニヒル。さすが。
■「大日本天狗党絵詞」
黒田硫黄著(講談社)
マンガです。暗いが爽やか。絵も映画的でお見事な表現者。
短編集「黒大王」もあわせてどうぞ。
■「中二階」
ニコルソン・ベイカー著(白水社)
昼休みに外に買い物に出かけた帰り道のサラリーマンの頭に浮かんだ事柄を詳細に
文章化。柴田元幸著「生半可な学者」で紹介されていて、購入。
■「美女365日」
甲斐扶佐義写真集(東方出版)
おしゃれなオヤジが道楽で撮ったという感じの写真集。その日が誕生日という(タイトルとは
違って老若にわたり、容姿的にはホントに普通の)女性達の気楽なスナップが365日分。
日本酒を飲みながら眺める。
■「フェルマーの最終定理」
サイモン・シン著(新潮社)
フェルマー関係数あれど最高傑作の呼び声高し。ピタゴラスからの数学史を分かりやすく
解説しつつ様々な数学者群像がドラマチックに展開する。
頭が良くなった気分を十分満喫できる。表紙が美しすぎる。
■「感染るんです。」
吉田戦車著
いまだにおかしい。不条理ギャグの金字塔。
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