[研Q室]



──ガラス張りのブースでは、催涙ガスが出るパーキングメーターの実験が行われている。
研究室中央の作業台では、職員が開発用部品を机いっぱいに広げ、それを丹念にチェックするQの姿が・・・

007「やあ、Q
Q「おはよう、こっちだ」
007「忙しそうだね」

──と、その時、耳をつんざくような機関銃の音が・・・
ボンドとQが話す後ろでは、特別製・防弾チョッキの実験をしているのだ。


あ然とするボンドに、Qは何気なく言い放つ。

Q「(防弾チョッキは)未完成だ」
007「私の車は?」
Q「あれは廃車にした」
007「まだ使えた」
Q「Mの命令でね。これが新しいアストンマーチンだ。改造を施してある」



──自信作アストンマーチンDB5には様々な機能があるが、特にダッシュボートに隠されている受信装置は守備範囲240キロという優れモノ。

007「(この受信装置は)使えそうだな。途中で一杯やれる」
Q「そういう目的のために開発したわけじゃない。それから、装備類は持ち帰ってほしい。一度くらいは無償でな」
007「こっちの苦労も察してくれ」
Q「シフトレバーが傑作なんだ。しかし、
押すべからず
007「どうしてだ?」
Q「中の赤いボタンを押すと、ルーフの一部が外れ、助手席が外へ吹っ飛ぶ仕掛けだ」
007「それ、冗談だろ?」

Q 「仕事で
冗談は
言わん!!」





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