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□□ へっぽこ店主の日々雑記 □□2010/03/02
午前中に郵便局で発送を済ませて、そのまま電車で渋谷へ。
シネマライズで2本。

まずは、Aから「評判いいみたい」と教えられた「フローズン・リバー」。
昨年のアカデミー賞で主演女優賞と脚本賞にノミネートされていて、監督も女優さんも聞いたことないし、こんな地味な映画でもノミネートされるんだな〜っと印象に残っていた。

この地味な映画が、実にすばらしかった。

特に主演のメリッサ・レオがすばらしい。
夫に逃げられて子ども2人抱えて家の手付金が払えずに生活に疲れたオバサン(失礼だが、あえてそう呼ばせてもらう)なのに、くたびれたセーターを無造作に羽織る姿が妙にかっこいい。
そして、パート先の店で遅刻ばかりするくせに自分より優遇される若い娘に「ハーイ」とだみ声で挨拶しながら、彼女のローライズジーンズから覗くタトゥーを見て「やれやれ・・・」という顔で首を横に振る、くわえタバコのその表情!(説明長いよ)
これはまさに女イーストウッド!
女ダーティハリー!
私の中でメリッサ・レオは「グロリア」のジーナ・ローランズを超えた。
ここまで本当の意味でハードボイルドな女優を見たのは初めてだ。

やがてパート収入だけでは追いつかず、ふとしたことから密入国の手伝いをすることになるのだが、それがまたいちいち男前。
報酬を受け取る前には絶対に密入国者を車には乗せないし、約束を守らない奴には銃を突きつける容赦ない仕事っぷりだと思えば、荷物だと思って捨てたバッグに赤ん坊が入っていると知ると危険であっても引き返す優しさもある。

さらに、ラストで相棒をかばう潔さにも惚れ惚れした。
ああいう大人になりたい。

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2本目は同じシネマライズでやっていた「ルドandクルシ」。
大好きなディエゴ・ルナと仲良しのガエル・ガルシア・ベルナルの共演作。

いやー、ゆるかった。
緊張感あふれる「フローズン・リバー」を見た後だから余計にゆるかった(笑)。

ディエゴとガエルは父親の違う兄弟で、メキシコの片田舎でサッカーをしているところをスカウトされる。
決して若くはないのにスカウトされる(ゆるい理由1)。
天才的プレーヤーという設定なのにプレーしているシーンがほとんどない(ゆるい理由2)。
おまけに、2人ともサッカー選手のわりに微妙に体がゆるい(ゆるい理由3、にして決定的)。

しかしそれでも、いや、だからこそ、ウソくさいサクセスストーリーが面白いし、笑える。
「天国の口、終りの楽園。」の頃の若くてキラキラしていた2人がこれをやったら、ギャグにならない。
ゆるゆるな今だからいいのだ。

あと、役柄でも実際にも歌手デビューまでしたガエルのPVが笑える。
それを何度も繰り返し見ては悦に入るガエルも笑える。
そして、ディエゴのボケっぷりがコミカルで最高。
ディエゴは味のあるいい役者になったなあとしみじみ思った。


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